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「……○○君。一緒に見たいアトラクションがあるんだ……」
俺に抱かれている優羽が胸の中からボソッと小さな声で言ってきたんです。
「どこでもいいよ?言ってごらんよ」
そんな優羽の頭を撫でながらそう答えると、
「……小さな世界を○○君と一緒に見たいの」
小さな頭を胸からわずかに離し、俺の顔を見上げながらそう言ってきたんですね。
「じゃあ行こうっ。俺も優羽と一緒に見てみたくなったからさ」
俺はそう言って抱きしめている優羽を離し、手を取って歩きだしたのでした。
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