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「私も凄く嬉しい……」
優羽は俺の背中へと手を回し、胸へと頭を預けながら小さく呟くんです。
そんな優羽の小さな頭に手を乗せ、ツヤのあるサラサラの髪を撫でながら、もう片方の肩を抱く手に力を込め、ギュッと強く抱きしめました。
もう愛おしくて仕方がありません。
ただ無言で抱きしめましたね。
そんな優羽が俺の胸の中から小さく声を漏らしてきたんです。
「……私、すぐヤキモチやいちゃうんだ……。○○君を誰かに取られそうで……。私なんかより綺麗な女の子や可愛い女の子なんていっぱいいるから……」
……ギクッ。
さっきのレストランの事ですよね……。
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