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K.Y Side
光「薮、愛してる。」
―あなたが愛をささやくとき
寂しい顔をするのは何故?
薮「光…」
光「ん?」
薮「…ううん、なんもない。」
―胸に秘めている 声を聞かせてよ
―窓の外の 風の音が
僕を嘲笑(あざわら)うよ
光「好き。」
薮「…うん。」
―「好き」とつぶやいたその笑顔
二文字以外のその気持ち
薮「(俺に教えてよ、それを伝えてよ)」
―愛しすぎて 想いすぎて
心張り裂けるよ
恋は曖昧だ。
切なくて、冷たくて…
あてどないこの気持ち、さまよって
だから。
曖昧に咲いて、曖昧に見せて
俺の数えきれない光への思いが
空(くう)を切る
End___
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