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薮「光がね、上半身を女の子に間近で見せたのがイヤなの。」
光「…はい?」
薮「だ、だから…光の裸が瀧本さんに見られたのがイヤなの!」
「光の裸は俺だけしか見ちゃいけないんだもん…」
「みんな、光のこと好きになっちまうじゃん…」
ぼそぼそなにか言っているが、俺の耳にはそんな言葉は入ってこなくって…
「なにこいつ、めちゃくそかわいい…」
そんなことしか考えれなかった。
光「不意打ちとか…」
薮「え?」
光「いや、なんもない」
薮「とにかく、こんなしょーもないことだから…」
光「ばーか、どこがしょーもないのさ。」
薮「え…?」
何を言ってんだかこの子は。
薮のことを抱きしめている腕に力を入れる。
光「薮が涙を我慢するほど辛かったんだろ?」
薮「…」
光「俺はそれを"しょーもないこと"なんかにはできない。」
薮「…ばっかじゃねーの」
光「えー、今俺超かっこいいこと言ってたと思うんだけど←」
うわー…
今の薮の言葉、意外と胸に刺さった(笑)
結構本気で言ってたんだけどさ
薮「…女の胸なんて、一生触んなよ。」
光「…ははっ」
薮「なんだよ…/」
光「いや、薮ってやっぱかわいいなぁって思っただけ!」
薮「調子のんなよ、ばかる」
光「ばかるって…」
俺の反応を見ながらクスクス笑う薮を見てしまうと、なんだかどうでもよくなっちゃうんだよなぁ。
まぁ、こんなかわいい嫉妬されちゃったら、たまには嫉妬させるのも悪くないかなっなーんてね(笑)
end____
NEXT⇒おまけ
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