自販機のアイス

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N.Y Side 今日は久々の山ちゃんとのデートなんだ! 山ちゃん忙しいから中々遊ぶ機会無くて... 今日は目一杯遊ぶぞー!! にしても、山ちゃん遅いなぁ..暑いし。 山ちゃん早くこーい!w 山「ゆーと君!」 裕「あ、山ちゃん!」 山「遅くなっちゃった。  ごめんね?暑かったでしょ?なんか奢るよ!」 裕「大丈夫だよー」 山「いや。俺が大丈夫じゃないの!」 やっぱ山ちゃんは優しいや... ま、そんな山ちゃんが好きなんだけどねー。 裕「えー。じゃぁ、あの自販機のアイス!!」 山「わかった。買いにいこ!」 裕「んー。なんにしよっかなぁ..」 裕「あ、あれに..いや、でもなー…」 裕「…悩むよぉっ!!」 山「なにで悩んでるの?」 裕「ゔー、あの、クリームソーダかチョコチップ...」 山「なら、俺がチョコチップで裕翔君がクリームソーダってのはどう?  これなら裕翔君どっちも食べれるよ」 裕「…そ、それは駄目だって!」 山「Σえぇ!?」 山ちゃんが「なんで!?」なんて言ってるけども、駄目に決まってる。 山ちゃんに悪いし…… それに、ね? 山ちゃんには欲張りな子って思われたくないんだもん..// 山「…裕翔君さ。もしかして、"山ちゃんには欲張りな子って思われたくない"とか考えてない?」 裕「うぇ..お、思ってない!」 山「うん。思ってたね。」 裕「だって、山ちゃんだって食べたいやつあるじゃん。」 山「例えば??」 裕「ん。」 僕は自販機の写真を指差す。 それは、イチゴ味。 山ちゃんイチゴ大好きだもんね。 食べたいはずだよ。 .
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