離れた君へ

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「あー…もう忘れなきゃな…」 時間が解決してくれる。 そう思ってたんだ。 「裕翔くん。泣くなよ」 「ひっく…や、ちゃっ」 そう言った君は僕の隣にはいないね。 「俺、裕翔くんの笑った顔が大好きだよっ!」 「えへへっ//」 そう言った君は僕の隣にはいない。 君は違う子の笑顔が大好きだよね。 わかってる。 僕が手放した幸せなんだ。 僕が重かったから。 でも…君がいなきゃ笑えないよ。 君がいなきゃ泣き止めないんだ。 「山ちゃん無しじゃ…生きてけないよぉっ..!!」 今気付いたよ。 僕には山ちゃんがいなきゃ駄目なんだ。 僕の中での世界の中心は、山ちゃんで回っていたんだ。 僕には山ちゃんを忘れることなんて出来ないんだ。 君と付き合っていた事を忘れるなんて…絶対に無理だ。 「今更気付くなんて馬鹿みたい…。」 山ちゃん。 まだ大好き。 大好きなんだよ… End
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