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STAGE 神社
「今ノ声ハ獲物だな。ナゼ死に急ぐヨウナマねをスル?他にダレカイルノカ」
化け物は警戒心をMAXにして、地下通路に飛び降りる。
ドスン
通路に着地し周りを見渡す。何も無しと判断すると獲物を捕まえる為すぐに走り出す。道を曲がろうとした瞬間、上半身が痛みに駆られる。痛みを感じた刹那、後ろに跳び痛みの原因を苛立ちながら見る。
「コレはピアノ線ダったか?コンな物を用意スルのは、獲物にはムリだ。ユウヨをアタエタとはいえ、しかし幼稚なトラップニ足止めを喰らうとは」
ピアノ線を凶悪な爪で切り裂くと再び走り出す。
STAGE 地下通路
「落ち着いた?」
「うん」
杏は魅奈の涙を拭い抱き上げると走り出す。
「ちょっと待ってください、私は心の準備が」
「今そんなの気にしない気にしない。ここの本部の大部屋に行かないと勝ち目がないから我慢だ」
「だけど…」
「ご不満が?」
「…重たくないですか?」
顔を俯きながら杏に言う
今こんな状況で体重の事を気にするなんてある意味凄いな。罠も体に食い込めばダメージを与えられるが簡単に突破されるから早く武器を見つけないと
杏は苦笑をしながら数字を見て道を判断し進む。
STAGE 神社 外
「派手に壊してくれるな~仕事が増える一方じゃないか馬鹿が、確かここは地下に昔本部があった場所だからアイツは大丈夫だと思うけど早く届けないと怒られるしな。おっとつい本音が」
マガジンを確認したら拳銃を構えゆっくりと入って行く
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