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「天夏さん疲れませんか?私怪我とかしてないから走れますし」
恥ずかしいし…男の人に抱き上げられるのは本当に、だけど結構なスピードで走っているのにスピードが落ちる様子がない。
「着いた」
杏がボソッと呟いた。二人の前に鉄製の扉があり扉を触り窪みを見つけ力をいれて押すと左側に123456789とかかれた小型のボタンが姿を現す。
ここなら対等にやれる武器が有るはず。昔の試作品がある多々存在する場所パスワードは…
ウォォォ!
「ヒッ」
「やっぱり追いついたか」
魅奈の顔は恐怖に引き攣り、杏は腰に忍ばせていた自動式拳銃オートマグ天を取り出し銃口を向ける。
時間も予定よりか喰ったから追いつかれるのは仕方ないって言えば仕方ないか
追っての身体は人型だが歯…いや牙を剥き出し毛に覆われ目が黄色に妖しく光爪が発達し鋭くなっている。もし食いつかれたり爪で切り裂かれるとぞっとする。
杏は前に魅奈はに下がらせる。化け物は杏に隙がなくジリジリと近付く方法を取り様子を伺う。
「功梨さん。今から言う事は扉を開けるパスワードになるからよく聞いて」
「は、はい」
小声で話すと化け物は隙が出来たと判断し一気に接近してくる。
※オートマグ天はオリジナルの自動式拳銃です。オートマグという銃は実際に存在する銃ですそれを天夏専用にカスタマイズしたのがオートマグ天ですのでよろしくお願いします
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