4人が本棚に入れています
本棚に追加
STAGE、山
少女の後を追っていたら地元で有名な迷い森の中に入って行ってた。杏はあまりこの場所が好きではない
「変な場所に来やがって」
草が倒れている所を見ながら追跡する。距離はそこまで遠くないと確信しながら
STAGE、《少女》
「行かないと」
杏の追っていた子は立ち上がり周りを警戒しながら今度はゆっくりと歩き出した。心の中は不安を押し切りながら
生きれるのかな?実は逃げる行為自体が無駄なのでは?
マイナスの事を考えれば考えるほど足が重たくなる。草を掻き分けると数百メートル先に古い神社が建ってるのが見えた。無意識に足が動き吸い込まれるように神社に向かう
ウォォォォン
遠吠えが聞こえる。聞こえた方を数秒見ると慌てながら走り出した。
STAGE、山
グルル
呼吸が荒く唸り声をあげながら歩く何かがまっすぐ神社に向かっていた。
「ココのエモノは生きガいい、じっくり…ジックリと楽しマナイとナ」
自分が楽しむ事を想像し涎を垂らしながら化け物は歩く
STAGE、森周辺
森の外には、男が拳銃にマガジンをセットし肩に紐を鞘に通した大太刀を背負い森を見て警戒しながら中に入って行く
「杏の勘が外れたらいいけどな」
最初のコメントを投稿しよう!