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家の方を見て、正確には家の中に居る、アギトとリィーンフォースの方を見て、ヴィータが再び微笑んだ
「妹思いの優しいお姉さんというよりも、娘が可愛くて仕方ない親バカのお父さんという感じだな」
「そいつは案外、酷い言葉じゃねえか?」
「いや、私からの精一杯の誉め言葉のつもりだが」
「誉め言葉ではねえよ、絶対」
2人がそんな言い合いをしていると、家の大きい窓が開いた
「シグナム!また、リィーンに勝ったぜ・・・って、ヴィータの姉御!」
窓を一気に開き、自らの勝利をシグナムに告げたアギトはその場に居た、ヴィータの姿に驚いた
「姉御、いつ帰って来たんだ?」
「ちょっと前だよ。シグナムがここに居るみたいだからこっちに廻って来たんだ」
「そうなのか~・・・ん?姉御、姉御が持っている、その箱って、もしかして・・・」
「ああ、お前らへのお土産だ。ほら」
ヴィータが持っていた箱をアギトに手渡す
「うわ!これ、前にテレビでやっていた行列が出来る店のケーキじゃないですか!あっ、もしかしてこの暑さの中、並んだんですか?」
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