はじまりはじまり

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俺の名前はぁ、架院翠雅。かいんって読むんだよぉ? 間違えたら、お仕置き☆してあげるぅ♪ ……なんてねぇ~ 俺ぇ、そこまで悪くないしぃ♪ 心は広いからぁ☆ え?自分で言うなって? べっつに良いじゃん♪ 俺ぇ、そういうキャラだしぃ♪ んま、よろしくねぇ~ 「おい、聞いてんのか!?」 ん~? ああ、けーちゃんかぁ♪ 「?なにか言ったぁ?」 「このっ………まあいい……転校生の事だ」 「ああ~!あのモッサリヘアーの眼鏡ちゃんか♪んで、その子が何ぃ?」 「………あいつの事をそんなふうに言うなよ。………最近いじめにあっているらしいからお前、親衛隊の奴らを止めろ。」 「何それぇ?片っぱしから食えってぇ?やだよぉ?そんなのぉ~」 「自分の親衛隊を管理しとけって言ってんだよ!」 もぉ、けーちゃんは俺様なんだからぁ~ あっ、けーちゃんは安齋啓っていうんだ♪そんでもって生徒会長さん~ 「俺のぉ親衛隊さんたちはそんなことしないよぉ?けーちゃん♪」 「なんだよそれ」 「俺の心は今は皆のものだって、皆知ってるからさぁ♪そんな俺に嫌われるようなことしないもん♪」 それを聞いたけーちゃんはスッゴい嫌そうな顔をした。 うん♪いいねぇ♪ 「んじゃ、俺は転校生のところにでも行ってくるねぇ♪ばいばーい♪」 「てめっっぬけがけす≪バタン≫ ん~? 何か言ってたような気が…まっ、気のせいか♪
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