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情事の余韻を感じさせる雰囲気の中、タバコを加えるディークに話しかけた。
「ねぇ、さっきのはなしだけど…本気(マジ)でやんの?考えてみたらさぁ、俺…はずいんだけど…」
「今更言うか?んなことお前全然気にしなかっただろぅ」
振り向いたディーク……うわぉ…さっきは意識してなかったけど…やっぱいい体してんな…
「やるぶんには大して抵抗はないけど…他の幹部連中にも見られるわけだろ?それがいやなんだよ…」
起き上がり、ディークの吸っているタバコを奪い取り、一度肺を満たして吐き出してから、ディークに返した。
「うーわ…タバコ…久しぶりに吸ったわ…」
「そのまま禁煙でもいいんじゃないか?」
「嫌だね。卒業したら吸いまくる……いや、一人の時にでも…アンタが側にいてくれたらネェ」
「それは俺も同じだ。…………女とヤる時も、フィルの顔かさねちまう…もう重症だ。」
それは正直嬉しい。
あ、俺はディークが女とヤっても気にしねぇよ?
ま、若干は心配になったりするケドさ。
ディークは俺が居れば他の奴抱かないし。
「ねぇ…抱き締めてくんない?」
素直に口に出す事ができたことに自分もビックリした。
ディークは、ニヤリと笑って思いっきり抱き締めてくれた。
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