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天空の上方にあるとされた、澄み渡った輝く大気の神格化である。 ヘーシオドスによれば、エレボス(幽冥)とニュクス(夜)の息子でヘーメラー(昼光)の兄弟である。 天空神である事からウーラノスと混同されることがあるが、神々の王権が成立する以前の原初の神である。 ニュクスとヘーメラーが夜と昼の対であるということで、表裏一体であるように、アイテールと父のエレボスも、上天の光明と地下の暗黒という点で表裏一体をなす。
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