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「うわっ…」
大きな音と共に少年が倒れる
誰かに意図的に押し倒されたようだ
「おい お前何しに学園に来てんだよ?? 魔法が使えない奴が来たって意味ないだろ?」
倒れた少年に不敵な笑みを浮かべながら罵声を浴びせる
少年を何人かの少年が取り囲んで
その罵声を聞いて笑い合っている
ここは国立の魔法学園
魔法が生活の中心であるこの国では
魔法学園に入学することが義務づけられている
「いや~… ごめんね 義務教育だから… 魔法使えなくても仕方ないんじゃないかなぁ…」
お尻をつきながら罵声を浴びせた少年に笑顔で返答をする
この倒された少年の名前は『レス』魔法が中心のこの国で唯一だろう
魔力が体内に存在しない少年
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