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そこにいた全員が怒号のような大きい声がした方を向いた
「あっ フラットさん…」
声の主の名前はフラット
レスの先輩で学園内のランキングでトップにランクインされている人物だ
「お前等またいらねぇことしてんのか だせぇなぁ~」
突然のフラットの出現にレスを取り囲んでいた少年逹はびくびくしていた
「いやぁ~… なんかレス君も学園に来たくないって言ってたんで… 何とか助けれないかなぁ~って…」
フラットはリーダー格の少年を冷めた目付きで睨んでいた
「なんかさお前火出して遊んでたよな?」
少年逹は『えっ?』っと言う表情をしたが『遊び』というフラットの言葉を聞き何とかこの場を逃れようとした
「そうなんですよ!! 今日寒いなぁ~ と思って火をね 火出して暖まろうと!!」
フラットはニヤッとした顔をし
「じゃあ俺もまぜてくれよ」
フラットはいつ呪文を唱えたのかわからない内に両手に火を出していた
いやリーダー格の少年とは火の大きさが違い過ぎる
全身が炎を纏ったような熱さをかもしだし
フラットの周りには蜃気楼すら起こり出す程の火の強さだ
「寒いんだろ? 焦がしてやるよ?」
フラットは少年逹に容赦ない言葉を浴びせた
お前を焼け焦がす事などなんの躊躇もなくできるぞ
そんな目をしていた
「止めときなよ」
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