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来た時より少し足早に体育館へ向かう。
そう、僕は情けない話し本当にビビりなのだ。
しかし…やっぱりいたのだ脅かし役が。
資料室と階段の間には4つほど部屋がある。その中の一つ…音楽室からピアノの音が聞こえてきたのだ。
さっきまで呆れていたナオの顔は一瞬にこわばり、僕の手を掴むとすぐさま腕まで掴んで離さない。
そしてビビりな僕はそんなナオの腕をさらに掴み離さない。
端から見ればかなり密着していたに違いない。
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