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新入生、新入部員としてやって来たナオと三年生の僕…最初は仲の良い先輩後輩だった。
気にはなるけど…僕は、それ以上踏み出せなかった。
同じ部活で汗を流し、自分の技を磨く日々を過ごしていった。ナオに解らない事などがあれば、アドバイスなんかもしたりした。
着実に僕とナオの距離は狭くなっていく…しかし、恋なんてする余裕は全く無かった。
実は、春の大会が惨敗に終わり…秋の最後の大会に向けて、僕は必死になって練習をしていたからだ。
『ほら~!早くぅ~!もう遅すぎだからヒデ先輩は!』
白く塗り変えられたら校舎に反射する光が眩しい…僕は目の前にいるナオの元に駆け出していた。
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