2人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな妄想を繰り広げながら顔をそらしていると,さつきちゃんは僕の横を通りすぎていった。
はぁ~。
「あっ、りょうたぁー」
さつきちゃんが通りすぎたと思ったら今度は元気な女子1名が走り寄ってきた。
「ねぇねぇ遼太、
さっき,たかしくんが…」
え?
まさか…!?
あの野郎、幼馴染みの芽依(メイ)に言ったのか?
…うわああぁ!!
たかしのやつ俺がさつきちゃんのこと好きだって言いやがったのかー!!!!!!
「たかしくん、『御神村がー!!、御神村がー!!』
って言いながら,私の横をどこかに向かって走ってったけど,なにかあったの?」
「え?いや,何もないよ。
なにかあるはずがないじゃないか。ハハハハハッ(´∀`)」
「あんた、不自然すぎるわよ。…まぁ,なにがあったかは聞かないけど。
早くたかしくん探しに行ったほうがいいんじゃないの~?」
芽依がにやけながら言ってくる。
こいつ,何か感づいたか?
とりあえず、聞いてないみたいだからよかった。
最初のコメントを投稿しよう!