序章

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「……ブゥーン」 近くにあったブラウン管に 突如…電源が入った。 そこには妙な仮面を被り 黒いマントを羽織い フードを被る男が映っていた。 「ミナサン、コンニチワ。」 その声は脅迫電話に使う声と さほど変わらないものだった。 「コンカイ、ミナサンニハ…」 一息間を空けすぐに話しだす。 「ゲームヲシテモライマス。」 そう言うと映像が移り変わった。 「イマミセテイルノハ、ヨウカンノナイソウデス」 その映像は次々と 洋館内の部屋を映し出し それと共に仮面の人物が話す。 「ミナサンニハ、デグチヲサガシテモライマス」 出口とおもわれる扉が 映像に映し出された。 「シカシ、カギヲミツケナケレバイケマセン」 出口の扉を良く見ると 鍵穴が逆三角形に三つ 空いているのが見えた。 「ミッツノヘヤカラ、カギヲミツケテクダサイ」 言葉と共に洋館内の 三つの部屋が映し出された。
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