*婚約者候補・竜恩寺凜

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*婚約者候補・竜恩寺凜

バンッ!!! 『当たった…❤』 竜恩寺凜は嬉しそうにつぶやいた 凜は竜恩寺家の弓道場で弓道の練習をしていた 『凜様!』 背後から名前を呼ばれた凜が振り返ると、竜恩寺家に仕える執事である岡崎理一がそこにいた 『あら、りいちゃん!』 凜にそう言われると岡崎はおずおずと、こう言った 『…その呼び方はやめていただけないでしょうか?』 すると凜は澄ました顔で 『呼び方なんかにこだわらなくてもいいでしょ? それに何か、私に用があるんじゃなくて?』
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