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「へへ!今日はかなり調子がいいな!」
これで六匹目。今日はすこぶる調子が良い。
彼の名はフレア。ここ、月の森に住む狩人である。
「六匹も狩れれば上等だ。今晩は兎づくしだなぁ…。」
満面の笑みを湛えながら、彼は袋に仕留めた兎をいれる。
フレアは思いっきり深呼吸をする。草木のいい香りが、肺いっぱいに広がる。
「家に帰ったら、サムに自慢しちゃお!う~!兎のパイが早く食べたい!」
今晩のご飯の献立を考えながら、フレアは帰路についた。
しかし、彼は知らないのだ。
この後、自分に起こる『運命の悪戯』に…。
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