第一話 始まりは突然に

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  銀『また、頼むわ』 ニコッと笑って、私の頭をポンポンを叩くと職員室に戻っていった。 もー、頼まれたくない。 まだ持っていくもの沢山あるなら判るよ? 教科書一つだけで、貴重な昼休みを削られたくないし!! 心の中で悪態を吐きながら教室に戻ると、また子が待っていてくれた。 優「また子ぉ…待っててくれたんだぁ!!」 ま『当たり前っス!優姫の分も買ってきたっスよ』 優「ありがとぉ」 また子は、こんな外見だから怖がられる事も多いけど、優しい一面もある。 短気なのが玉にキズだけど。 ま『たまには、屋上行って食べないっスか?』 優「屋上?良いよ」 急なまた子の提案に少し戸惑ったが、初めて行く屋上に内心ワクワクしていた。 教室に居ない人達は屋上で食べたり、中庭で食べたりしてるらしい。  
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