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屋上に行くと、見慣れた顔がちらほらと居た。
しかし…
一角だけ、異様な雰囲気を放つ場所があった。
ま『チッ!先を越されたっス』
また子が舌打ちをした。
その様子から、急に屋上に行くと言い出した理由が判った。
その一角には、一人の人物を囲むようにして女子が固まっている。
多分…あれが高杉先生なんだろう。
確かに…また子とか他の女子が食いつくのが判る。
端正な顔立ちに、大人の色気がムンムンの女子が喜びそうな感じ。
沖『ありィ?優姫とまた子じゃないですかィ』
キーキーと地団駄を踏むまた子と私の後ろから、聞きなれた声が聞こえた。
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