第二話 祭はカップルだらけじゃねーかぁぁ!

7/31

274人が本棚に入れています
本棚に追加
/70ページ
  どんどん、皆との距離が離れていく。 あぁ!! やっぱり、浴衣なんて着て来なかったら良かった。 人混みに入って、完全に見えなくなる。 優「…しょうがない。気長に行こう」 この流れで行けば、会場に着くだろう。 そんな考えを抱きながら、歩いていると手を掴まれた。 優「っ!?」 びっくりして、視線を横に移すと土方くんが居た。 土『大丈夫か?焦んないで、ゆっくり歩け』 言葉は素っ気無いけど、私が人とぶつからないように端に寄せてくれた。 チラッと顔を見ると屋台の電気のせいか、ほんのり顔が赤らんでるように見える。  
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

274人が本棚に入れています
本棚に追加