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どんどん、皆との距離が離れていく。
あぁ!!
やっぱり、浴衣なんて着て来なかったら良かった。
人混みに入って、完全に見えなくなる。
優「…しょうがない。気長に行こう」
この流れで行けば、会場に着くだろう。
そんな考えを抱きながら、歩いていると手を掴まれた。
優「っ!?」
びっくりして、視線を横に移すと土方くんが居た。
土『大丈夫か?焦んないで、ゆっくり歩け』
言葉は素っ気無いけど、私が人とぶつからないように端に寄せてくれた。
チラッと顔を見ると屋台の電気のせいか、ほんのり顔が赤らんでるように見える。
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