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ー銀八先生ー
手を握られた事に驚いて、隣を見ると銀八先生が何食わぬ顔で花火を見ていた。
そして、ゆっくりと視線を手元に移すと銀八先生の手がしっかりと握られている。
振り解こうとしても、振り解けない。
銀『良いだろ?誰も見てねーんだから』
モタモタと手を離そうとする事に気を取られていた私は、耳元で囁かれた事に驚き声を上げそうになった。
……銀八先生は、ニヤニヤ笑って見ている。
銀『土方くんと居た罰』
そう呟くと、耳たぶを甘噛みしてきた!
罰って何!?
何が!?
混乱する私を置いて、花火は終わり、銀八先生の手もいつの間にか離されていた。
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