第二話 祭はカップルだらけじゃねーかぁぁ!

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ー土方くんー さっき感じていた手の温もりが、再び私の手に伝わってきた。 見ずとも判る。 チラッと横を見ると、花火の光のせいか顔がほのかに赤い土方くんが居た。 さっきの事もあってか、私の心臓は破裂寸前。 土『……綺麗だな』 優「え!?あぁ、うん!花火綺麗だね!」 一瞬、自分の事を言われたのかと思った。 自惚れ過ぎだよね…。 土『いや。お前が』 その言葉に、勢い良く土方くんの方を見た。 普段は見せない、優しい表情を浮かべる土方くん。 どんどん自分の顔が紅潮していくのが判る。 気付けば花火も終わっていて、土方くんの手も離れていた。   →P33へ
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