第二話 祭はカップルだらけじゃねーかぁぁ!

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ー沖田くんー ギュッと手を握られ、勢い良く横を見ると妖しい笑みを浮かべた沖田くんが居た。 沖『手…冷たいですねィ』 優「だ…大丈夫だよ!」 そう言って手を離そうとするけど、力を込められ敢え無く断念。 花火に集中すれば、気にならないだろう。 沖『土方さんより、俺を頼って下せェ』 花火を見ようと前を向いた私の頬に手を当て、寂しそうな表情の沖田くんの方を向かされた。 優「うぅ…判ったよ」 そんな子犬のような目で見つめられたら、こういうしかないと思う。 沖田くんは『良かった』と笑顔で呟いた後、最後であろう花火に目を向けた。 花火が終わる頃、沖田くんの手は離されていた。 →P33  
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