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沖田くんの花火から、逃れるために動いた反動で線香花火が落ちた。
優「あぁあぁ…落ちちゃった」
線香花火は落ちても尚、最後の一瞬まで光を放っていた。
沖『線香花火より、ロケット花火とかの方が面白いですぜィ。アイツらも、ほら』
そう言いながら、沖田くんが指さす方向を見ると皆、ワイワイと盛り上がっている。
線香花火なんてやってるのは、私だけみたい。
優「でも、線香花火って地味に見えるけど…綺麗なんだよ」
儚い光が幻想的で、落ちるまで綺麗に輝く。
沖『ふーん。まっ、俺は優姫の方が綺麗だと思うけど』
優「うん…って、え!?」
私は沖田くんの言葉に、自分の耳を疑った。
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