第二話 祭はカップルだらけじゃねーかぁぁ!

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  土『ケガはねーか?』 優「う…うん。ありがと」 私の方に向き直った土方くんは、いつもの顔に戻っていた。 土『そうか。なら良い』 柔らかい笑顔を浮かべて、私の手を取り歩き出した。 いつの間にか、手を繋ぐのが当たり前のようになってる。 ……変に気にしすぎだよね。 土方くんは、はぐれないようにって手を繋いでるだけ。 それ以上の気持ちは無い。 判ってる。 判ってる筈なのに… 慣れていないせいか、意識してしまう。 これだから、恋愛経験の無い私はどうしようもない。 そうこうしてる内に、屋台を見終えてしまった。  
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