第二話 祭はカップルだらけじゃねーかぁぁ!

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  次の日 教室は、昨日の花火大会の話で持ち切りだった。 そんな中、私はまた子に昨日の事を聞いた。 優「ねぇ。昨日、高杉先生と万斉先生とドコに行ってたの?」 ま『昨日?あぁ!申し訳ないッス。勝手に抜けて』 優「良いよ良いよ。で、どうだった?何か、進展あった?」 こういう人の恋愛話は好きだ。 友達となると、余計に。 ま『進展って…。別に恋愛対象として好きな訳じゃないッスよ』 優「え!?そうなの!?じゃあ、高杉先生が誰かと付き合っても良いの?」 てっきり、恋愛対象として好きなのかとばかり思ってた。 一瞬、嘘だと思ったけど話し方からして嘘じゃないみたい。 ま『うーん…。晋助様の事を、大事に思ってくれる人なら構わないッス』 優「ま…また子ぉぉぉぉ!!」 ま『!?どうしたッスか!?』 また子の健気な想いに、涙が溢れてきた。 普通なら、ただのファンでも相手に彼女が出来るのは楽しくないと思う。 少なくとも、うちの学校の女子は。 なのに、また子は違う。 こんな一面があるんだと、改めて思った。 優「また子ぉ…アンタは良い女だよぉ」 ま『いやいやいや!!でも、アタシが唯一認めるのは優姫だけッスよ』 また子の言葉に、私の涙はすぐに止まった。 優「私が!?高杉先生と!?ないない!!」 ま『判らないッス!晋助様の魅力にやられるかも知れないッスよ』 そんなバカ話が、先生が来るまで続いた。  
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