第三話 変態教師とエロ教師の違いって…?

3/8

274人が本棚に入れています
本棚に追加
/70ページ
  目を開けると、端正な顔が目の前にあった。 びっくりし過ぎて、声が出ない。 高『ククク…そんなに驚く事じゃねーだろ?』 優「……」 ほんのり紫がかった黒髪に、左目に眼帯をしている人物… 高杉先生が居た。 初めて近くで見たけど… 女子に人気なのが頷ける。 少し見えている鎖骨が、何とも艶っぽい。 優「す…すみません…勝手に寝てて」 艶かしいオーラに、惹きこまれそうになるのを抑える。 高『別に構いやしねーけどよォ。……熱でもあるめぇなぁ』 起き上がろうとする私を押さえつけて、高杉先生は自分の額を私の額に当てた。 ち…近い!! 見る見る内に、顔が赤くなっていく。 高『……薬でも飲んで、もう少し寝てろ』 高杉先生はぶっきらぼうにそう言うと、薬箱から薬を出してきた。  
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

274人が本棚に入れています
本棚に追加