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渡されたのは、私の苦手な粉薬。
嫌な顔をしていると、高杉先生が妖しい笑みを浮かべた。
高『粉薬が苦手なのかァ?』
苦笑いを浮かべる私の横に、高杉先生が腰をかけた。
高『飲んでもらわなきゃ困るぜェ?』
そうだよね。
飲まなきゃダメだよね。
心の中で、自分に喝を入れて薬を開けた。
フワッと広がる、独特な匂い。
無理!
だけど、飲まなきゃ…。
なかなか飲まない私に、痺れをきらしたのか、高杉先生が薬を奪い取った。
高『クク…俺が口移しで飲ませてやろうかァ?』
笑ってるけど…目が本気だ!!
私は丁重にお断りして、大人しく薬を飲んだ。
舌打ちが聞こえたような気がするけど、気にしない気にしない。
寝てろと言われたので、甘えてもう一時間寝る事にした。
→P
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