プロローグのようなもの

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  弧を描くように、飛ばされた校長はステージから落ちた。 その校長の変わりに、やる気のなさそうな銀髪の男が立ち、マイクを手にした。 銀『えー…バカ校長の話が長いので、コレで入学式は終わります。早く教室に戻れコノヤロー』 それだけ言うと、銀髪の男はステージから降り理事長に殴られた。 その場に居た全員が、ぽかんと口を開けている。 伸びている校長の変わりに、理事長が要点のみを話し入学式は終わった。 正直…あの銀髪の男が担任になって欲しくない。 そんな私の願いは叶わなかった…。 銀『これから三年間、お前達の担任を務める坂田 銀八だ』 ん? え…? 三年間? いやいやいや!! おかしいでしょ!? 普通、担任変わるでしょ!? 新『先生ー。三年間という事は、クラス変えとか無いんですか?』 一人の眼鏡をかけた男の子が、先生に質問をした。 クラス全員の疑問を、代表して言ってくれたよ。  
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