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夜 巌戸台分寮
4階へと到着すると、部屋に招き入れられた。
そこには幾月、美鶴、真田、ゆかりが座っている。
幾月
「お、来たか。身体の方は大丈夫そうで何よりだ。退院早々、ここへ呼んだのは他でも無い。君に話さなきゃいけない事があってね。まぁ、かけて」
蓮は促されるまま、空いている椅子に座った。
幾月
「今日はあと1人、招待しているのだけど、まだ来ていないんだよ…。あ、そうそう。前に名前だけは言ったと思うけど、彼が真田君だ」
真田
「よろしくな」
呼び鈴の音が鳴り響く。
幾月
「来たようだね。岳羽君、迎えに行ってくれないか?」
ゆかり
「あっ、はい」
ゆかりは椅子から立ち上がり、部屋を出ていった。
しばらくすると、ゆかりと招待されたもう1人が入ってきた。
蓮
「………………………は?」
蓮はもう1人を見て、寝不足でボーッとしていた頭が一気に覚めた。
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