Chapter1:Prologue

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多くの人々が賑わう夕暮れの街。 その中を1人の少年が歩いてゆく。 長めの前髪で右目が隠れ、イヤークリップ型のイヤホンをしている。 多くの人々の行く方向と反対の方向に歩いてゆく。    †   †   † 一方その頃、どこかの部屋…。 1人の少女が床に座り込んでいる…。 その手には鈍く光る銀色の銃が握られている…。 少女はその銃を自身の額に押し当てる…。 目をつぶり、引き金に指を掛ける…。 少女 「だめ…。できない…」 銃は床に落ち、鈍く光を放ち続ける…。
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