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ゆかりの隣には蓮の妹である観月が居た。
幾月
「これで揃ったね。それじゃ、話を始めようか」
蓮
「すいません…。少し話をさせてくれませんか?」
幾月
「ああ、構わないよ」
蓮は幾月に礼を言い、観月の方を向く。
蓮
「…何故、ここにいるんだ?」
観月
「何かの力があるらしくて、蓮と一緒に説明を受ける事になっていたから、説明を受けに来たの」
蓮
「どうして力があるって分かったんだ?」
観月
「蓮に電話したら入院したって聞いて、お見舞いに行った時に分かったってゆかりが言ってたよ」
蓮はゆかりに視線を移した。
蓮
「…岳羽?」
ゆかり
「…ごめん。言い忘れてた…」
ゆかりは申し訳なさそうな顔で謝る。
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