遁走
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寒さからか恐怖からか、手足は震えうまく言葉も発せられず、ポケットに入れていた携帯で 母に電話をかけました。 それから、気がつくと知らない場所にいることが数回あり その度に父や母が迎えにきてくれました。 父は、座長でありお客様とのお付き合いもありましたが 夜中に車が出せないと困るので、お酒は全て断っていたそうです。 また、その症状がでてから私は携帯を首からぶら下げているようになりました。
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