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~~♪
「んっ……」
鼻を通り抜ける美味しそうな匂いで、意識が覚醒する。まだ目は開かないが、その耳には楽しそうな声が伝わっていく。
清々しい朝に、パッチリと目を開ける……
「いや眠いな……寝よ「あ、おはよう!もう朝ご飯出来てるよ~」
なんて事は出来ない彼に、美女が寝起きには眩しいほどの笑顔を向ける。
そのせいで、クリアは二度寝するタイミングを失った。
「ありがとう……」
半強制的な清々しい朝の目覚めに対して礼を言う。
「先に顔洗ってくれば?」
だらーんとした顔の彼に、タオルが手渡れる。
「……そうする」
彼女に言われるがまま、渡されたタオルを持ってクリアは眠気を醒ましに向かう。
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