第ニ節 帰還そして始動

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「掲示板に……クラスが張り出されてる。……今日は……その教室に……行く」  問いに対してキースが答える。 「あぁ、そういえば、俺も去年そんなんだったな気がするなぁ。クリアも同じ?」 「いや俺は最初、学園長室に行くらしい」 「あぁ、なるほどな~。行方不明になる男だからか~」  面白そうにレイトが笑う。 「いや、違うだろ!」 「いや、違くはないんじゃない?」 「全然違くないよ」  茶化しにクリアがツッコミを入れた瞬間、ユーティとルネスがツッコんだ。まるでコントのようだ。  この四人は同い年であるため、6年前もこのような掛け合いが日常的であった。   ゙学園に到着しました。忘れ物はしないで下さい゛ 「んじゃ、学園長室に行ってくるわ」 「……またね」 「「「「また帰りにね~」」」」  クリアは駅で五人と別れ、学園の中へと進んでいった。
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