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『うん。頑張るよ。』
あたしは陵祐にメールした
『なんで別れたいの?』
『ごめん』
『何がごめんナノかちゃんと教 えてよ!』
『ごめん。もうメールしないで 鈴の事、忘れたいから。』
凄く悲しかった。
私は花恋に無理を言って、夜会いに来てもらった。
『ごめん花恋…これ、見てほし い。1人じゃ抱えきれないの …』
読み終わると、花恋は誰かに電話をかけていた。
〔どうしたの?〕と云うような顔をしている私を見て、花恋は優しく微笑んでいた。
しかし、一気に顔が強張った。
『ねえ?何考えてんの?ふざけ ならいい加減にしろ!
人の気持ちを何だと思ってん だよ!メールするなだぁ?
ざけんな!理由位言え。』
私は直ぐに分かった。
《陵祐》にかけてるのだと…
『もういいよぉーこれ以上、
陵祐を苦しめたくないの。
こんな声聞きたくないから…
お願い…切って花恋。』
『どんだけお人好しなの!?』
『陵祐今の聞こえたよね!?
こんなに想ってくれてるのに
あんたは理由も言えないの? 最低…そんな奴だと思わ なかった』
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