あなた

想い

『鈴～来て？』

来て？って…
あたしに選択肢はないくせに。あたしは渋々、陵祐について行く。
行きつく先はベランダの端っこ
そこに座って話をする。
話をする時、いつも陵祐はあたしの手を握っている。

その時、陵祐はいつものようにあたしの手を握った。
凄くドキドキして…

(これって陵祐の事好きなのかな？)
そんな事を考えていた