第3⃣話

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智「送る」 雛「え?」 兎澤は、そう言って 一番重たい袋を 持ってくれた。 智「家どこ?」 雛「そこ真っ直ぐ行って 道渡ったら、右から 三番目の家…」 智「ん、分かった」 ドキン…ドキン… なんだろ…こんなやつ… 女タラシで、嫌いなはず なのに…顔が熱い… きっと外が暑いからかな? 智「ここで、間違っとらん?」 雛「うん…」 智「雛?」 雛「えっ…あ、ごめん!」 兎澤が帰ろうとした時 思わず、服の裾を 掴んでしまった 智「そんなに、俺と いたいんか?(笑)」 雛「い、意味分かんない! 自惚れるな!バカ///」 ガン 照れを隠す為に兎澤の すねを蹴った 智「っ~…お前なぁ! はぁ…もうええわ!」 雛「何よ?」 智「あっ…まつげに ゴミ付いとる! とったるから目ぇ瞑れ」 目を閉じた瞬間 頬と、唇に何かが触れた。 雛「なっ…にし…た?」 智「チュー♪ 別に初めてちゃうやろ?」 あたしは、今までに 一度しか付き合った ことが、ない けど、キスも初めてだし もちろん、したこともない 雛「バカ!!」 バタン 買い物袋を全部持って 家に入った。 智「もう少し、素直になった ほうがええと思うで? クス…まっ、そのままでも 可愛ええけど♪ じゃあな?」 バカ… あたしは、少し悔しかった アイツが好きなんだって きずいてしまったから… .
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