第5⃣話

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悠「うん…どうしていいか… 分かんなくてさ… 涼のことが、信じられないのと 好きだったはずの人に キスされたのが悲しいという 気持ちが分からないの…」 智「んー… 好きだったはずの人にかぁ…」 雛「いっきに、考えようと するからわけが 分かんなくなるんだよ?」 と、雛が言ったのに続けて 兎澤君が言った… 智「好きだったはずの人にって 悠里ちゃんは、言うたけんな? それはそれで、間違ってへんと 思うんやけどな? それは、小さい時に 好きだったんやろ? でも、今は涼が好きなわけ ちゃうんやろ? なのに、何で悲しいと 思う必要があるん? 今の涼と、昔の涼が 同一人物言われても そんなに深く考えなくても いいんやないか?」 あ…兎澤君の言う通りだ… どうしてだろ… 同一人物だろうとあたしには 関係ないことで 気にしなくても いいはずなのに… 雛「悠里が、それだけ 気にする理由が あるんじゃない?」 悠「気にする…理由?」 智「同一人物とかじゃなくて 今まで一緒にいた涼が 好きになってんちゃうか?」 涼を…好きに… 好きになってたんだ… 悠「そうなのかも…」 .
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