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雛「ねぇ悠里。もうすぐ
バレンタインデーだよ!」
悠「うん、そうだね
で、それがどうしたの?」
雛「どうしたのじゃないわよ
彼に渡すんでしょ?」
か、彼!?
悠「ちょっ…ちょっと
雛っ///彼って誰がよ///」
雛「え?決まってるじゃん
隣の席の、き・り・や・まくん♪」
悠「なっー…」
あの日、あたしが熱だした日
涼ちゃんだと分かって
それで……それっきりで
付き合うことに
なったわけでもないし…
雛「悠里?」
悠「彼氏じゃないよ…」
雛「…え?だって、あの時
昔の初恋の人だって分かって
想いを告げたんじゃないの?」
でも、付き合うとか
なってないし…
ガラッ
「はよ…」
涼ちゃんは、いつもと普通だし…
特に付き合うとかそういう
特別なことはないはず…。
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