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「なんだよ…ジュニアしか一年は来てねーのか…」
「ええ…」
俺はあからさまに先輩を睨みつけ言った。
「へっ!使えねーな。」
そして、聖火先輩を見て言った。
「どけよブス…」
「なっなんですって!!」
「聞こえないのか?どけって言ってんだよ。」
その言葉に俺は拳を握り締め戦闘体制に入った。
が
「関東先輩っ!?」
関東先輩がいつの間にか前に立っていた。
「天津…貴様が生徒会にいるのは別に構わん。だが、生徒会を壊すためにいるならただちに出ていけ!!」
俺は言葉を無くした。後ろ姿しか見ていないのに凄い迫力だった。
「へっ!そんな脅し通用しないな!!お前は俺を殴れないだろう?殴った時点で即刻退学だからなっ!!」
天津先輩には効かないらしい。
「おら~。殴ってみろよ!?」
「ぐっ!!」
関東先輩が拳を固めた。
(やばっ!!)
その時だった。
「まいどー!!遅れてしまった!!…ってなんかあったの?」
女子生徒が生徒会室にいきなり飛び込んできた。
一同唖然。
「ちっ、邪魔が入ったな。」
天津先輩が関東先輩に背を向ける。
「おい…天津…」
関東先輩が言った。
「あんっ!?」
「俺に背を向けるなよ。さもないと貴様が俺に殴られたと認識する前に病院に送り込まれるからな。」
天津先輩が関東先輩を睨みつける。
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