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「うむ。その通りだ。」
校長は頷いた。
「なんで国王が?」
会長は聞いた。
「いやはや、単刀直入に言わせてもらえば君達にはある国家プロジェクトに参加してもらうことになったらしいのだ。」
「なったらしい?」
俺は疑問を感じ思わず言葉を漏らした。
「そうなのだ。この文書を国王直々の使いから受け取ったのが今日の昼休みでね。」
校長は鬱陶しそうに文書を振った。
国王からの文書をそんなに乱暴に扱って良いものか俺はいささか不安になった。
「それでその国家プロジェクトとはどのような内容なんですか?」
上地先輩が聞いた。
その言葉を聞いた校長の顔が暗くなった。
「分からんのだよ…」
「はぁ~!?分からないってどういう事だよっ!!…ですか!?」
那須が立ち上がって言った。
「なんでも国家秘密だから口外できんそうだ…説明は現地で受けてくれ。」
「なんだそりゃ…」
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