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俺は高台にある学校の坂を凄いスピードで降っていた。
あまり綺麗に舗装されていない為、アスファルトの地面をタイヤが乗り越えるたびに肩から掛けて後ろの荷台にひょこっと載っけたバックが上下に揺れた。
「…にっしても何なんだよ…」
俺は思わず呟いた。
さっきの校長の話は余りに杜撰なものだった。
明日の午前6時までに学校に集合
その後、国営のバスで王城に直行する
持ち物は特に必要なし
それが、今揺れているバックに入っている王のサイン付き手紙の内容の全てだった
まぁ、確かにこんな文書がまわってくれば、校長もパニクり説明も杜撰になるの仕方ないと思った。
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