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「いい？ここテストに出すからね!!」
チョークが黒板上を走る。
それと同時に先生の発言を聞いた生徒達も慌ててノートにシャープペンシルを走らせる。
ごくごく普通の授業風景。
「よしっ!!それじゃここまで!!後…五分あるから今日の内容簡単にまとめとこうか!!」
若めの女性教師が言った。
「いい？私達が住んでいる東日本王国は５０年前、第三次世界対戦の後に建国されたの。それじゃ、第三次世界対戦はなんで起きたの？霧島君!?」
指された生徒が立ち上がって答える。
「２０１０年４月３０日に北朝鮮軍が南北を統一しようとして韓国に侵入したのが原因です。」
「そう…それで、どうなった？」
女性教師は笑顔で聞く。
「アメリカ軍の参戦によって北朝鮮軍は敗走。さらにアメリカ軍は世界の脅威となる金正日政権を倒すべく、北朝鮮本国に侵入。しかし、首都平壌陥落寸前に核弾頭を搭載したミサイルを韓国と日本に発射。それをきっかけに中東の武装集団が聖戦～ジハード～を叫び各国に一斉に攻撃を開始。また、インドとパキスタン間でも戦争が起こり核戦争となった。そして、２０１０年１２月２９日、世界のほとんどの国が核によって焼かれ、世界人口が開戦時の１０分の１なったところで一応事態は収集をみた。」
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