生徒会

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「違うって!!そういう頭の良し悪しじゃなくて…」 平野は一瞬戸惑ったような表情をしたが、その後すぐに何か決心したように口を開いた。 「あんた…本気なんだ…聖火先輩の事…」 「当たり前だろ!?」 「バカっ!!」 「はっ!?」 平野は走り出した。 「どこ行くんだよ~!?」 「京介のバカヤロ~!!」 廊下に平野の声が響きわたった。 「何なんだよ…あいつは?」 平野の意味不明な行動に困惑しながら俺は生徒会室へ向かった。 「こんちわ~あっ関東先輩!」 「おう…」 生徒会室のドアを開けると窓側の席の前から2つ目の席に座って本を読む人がいた。 「他の先輩方はまだ来てないんですか?」 「うむ…」 関東 啓太(かんとう けいた)先輩。生徒会書記。いつも無口でしゃべらないが、捨てられている猫や犬を見たら見て見ぬ振りができない優しい性格。また正義感が強い。趣味は読書。ちなみに、身長は185㎝とかなりの長身。
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