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プロローグ~始まりの物語~
「ねぇねぇ~?」
「ん~?」
「あのさ、『始まりの物語』って知ってる?」
「知ってる知ってる。あの説教話でしょ?」
「アレってそういう話だっけ?」
「え~っ、だってアレは元祖ヤンデレの話じゃん!」
「あっはは~! アレは確かにヤンデレだね」
「んで、締め括りは『ヤンデレになるとネバイになるわよ!』ってさぁ」
「あ~、それウチも言ってたぁ!!」
「でっしょ? ってかさ、寓話にしてもやりすぎだよねぇ」
「だよねぇ~。『はい、プレゼント♪』なんてね」
「きゃーっ! 生首とかグロいしぃ~!!」
「で、アレでしょ? 探さなきゃでしょ?」
「ん? あのナンとかのナンとか?」
「言えてないしっ! あの、えっと……ヤク?」
「中毒キタよぉ! あれでしょ……媚薬?」
「……ベッド行く?」
「え? あ、ちがっ……違うって!!」
「はいはい~。ってかなんの話だっけ?」
「えっと、ナンだっけ?」
「あたし達ダメじゃん? すでに痴呆?」
「ありえないし~ 。あ、お腹すかない?」
「ケーキ食べに行く?」
「行く行く! 誰かにおごらせよう♪」
「いいね~」
…………。
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